母と娘のパリ日記 その7
パリに来て5日目。
充実した毎日です。
先日も書きましたが、朝の明けるのが遅く、いつもはそんなに早起きではないのに
まだ暗いうちに目がさめます。
今日の予定は、モンマルトルの丘と、サンマルタン運河です。
今日も晴天です。
気温も20度を超えそう。
調べていたメトロの最寄り駅に着いて、地上出口に出たものの、町のどまん中で
サクレ・クール寺院がどこにあるかまったく方向がわかりません。
地図を見ながら信号を待っていると、後ろから、私たちに声をかける人がいます。
また、いつものジプシーの物売りかと思って無視していると、また声がします。
娘が、『 ねえ、サクレ・クール? って言ってない? 』
後ろを振り返ると、車いすに乗ったおじいさんが
『 サクレ・クールはあっちだよ 』 と教えてくれているのです。
娘が持っていたフランス版パリの地図帳を見せると
『 今いるのはここ、サクレ・クールはこっち 』 と指さして教えてくれました。
『 ありがとうございます 』と日本語の私、フランス語で娘もお礼を言って別れました。
そのあとも、地図を見ながら不安そうな表情で私たちが歩いていたのか、
すれ違ったおじさんも、あっちだよ・・・と教えてくれます。
フランス人は冷たい・・・こわい・・・といった印象を持っていた私たちは、
やさしい人もいるねえ・・・と考え直しました。
サクレ・クール寺院の中は撮影禁止なので、写真はありません。
中へ入ると厳かな空気に包まれます。
ノートルダム寺院とはまた違った雰囲気です。
大きなキリストが描かれた天井画。
お祈りに訪れた人たちも何人か見られます。
私たちもしばらくすわっていました。
お寺詣りなどが好きで、鎌倉へも時々行ったりしますが、なぜかその時とは違った
心の状態になり、涙が出てきて止まりませんでした。
この数年間のつらかったこと、たいへんだったこと、頑張ってきたこと、
今の自分を振り返っての反省・・・いろいろな思いが湧きあがってきたみたいでした。
心の底にたまった澱のようなものが浄化されたように感じました。
外へ出ると、また飛行機雲があざやかです。
モンマルトルの丘は、道が入り組んでいて、複雑です。
とりあえず観光客の人たちが行く道をついていきます。
そうするとテルトル広場に出ました。
テルトル広場には絵かきさんたちが、自分の絵を描きながら売っています。
有名な似顔絵かきさんもいて、私たちも声をかけられましたがご遠慮しました。
いろいろな絵がありますね。
複雑に道が交差していますが、娘が持っているフランス版パリの地図帳には、
通りの名前が全部記されています。
この壁に記されているのを見て、地図帳で今どこにいるかを確認しながら歩いて
行きます。
このお花屋さんは、以前、自由が丘の記事をアップした時にも載せたお店の
本場フランスのお店です。
散った花びらもアレンジして、さすがオシャレですね。
次にめざすのは 映画 『 アメリ 』 の舞台になったお店 『 レ・ドゥ・ムーラン 』です。
そして食べるのは、アメリも大好きだったこれ ↓ クレーム・ブリュレです。
アメリがしていたように、スプーンの底でカンカンと割って食べました。
そしてお勘定の時、たまっていた小銭を、テーブルの上にめいっぱい並べて支払いました。
お店のお兄さん、あきれ顔で見ていましたね。
だって、お財布がどんどん重くなってくるのですもの。
↓ の赤いお店です。
この通りはカフェはもちろんですが、お花屋さんや八百屋さんがたくさんありました。
太くて大きな白いアスパラガスが印象的でした。
通りを抜けると、ありました、赤い風車のムーラン・ルージュです。
ダンスホールでフレンチカンカンを想像します。
ルノワールの絵にもありますよね。
今はレストランになっているようです。
そしてメトロの最寄り駅、ブランシェの入り口です。
このあとは、またメトロに乗って、サンマルタン運河へ向かいます。
つづく
充実した毎日です。
先日も書きましたが、朝の明けるのが遅く、いつもはそんなに早起きではないのに
まだ暗いうちに目がさめます。
今日の予定は、モンマルトルの丘と、サンマルタン運河です。
今日も晴天です。
気温も20度を超えそう。
調べていたメトロの最寄り駅に着いて、地上出口に出たものの、町のどまん中で
サクレ・クール寺院がどこにあるかまったく方向がわかりません。
地図を見ながら信号を待っていると、後ろから、私たちに声をかける人がいます。
また、いつものジプシーの物売りかと思って無視していると、また声がします。
娘が、『 ねえ、サクレ・クール? って言ってない? 』
後ろを振り返ると、車いすに乗ったおじいさんが
『 サクレ・クールはあっちだよ 』 と教えてくれているのです。
娘が持っていたフランス版パリの地図帳を見せると
『 今いるのはここ、サクレ・クールはこっち 』 と指さして教えてくれました。
『 ありがとうございます 』と日本語の私、フランス語で娘もお礼を言って別れました。
そのあとも、地図を見ながら不安そうな表情で私たちが歩いていたのか、
すれ違ったおじさんも、あっちだよ・・・と教えてくれます。
フランス人は冷たい・・・こわい・・・といった印象を持っていた私たちは、
やさしい人もいるねえ・・・と考え直しました。
サクレ・クール寺院の中は撮影禁止なので、写真はありません。
中へ入ると厳かな空気に包まれます。
ノートルダム寺院とはまた違った雰囲気です。
大きなキリストが描かれた天井画。
お祈りに訪れた人たちも何人か見られます。
私たちもしばらくすわっていました。
お寺詣りなどが好きで、鎌倉へも時々行ったりしますが、なぜかその時とは違った
心の状態になり、涙が出てきて止まりませんでした。
この数年間のつらかったこと、たいへんだったこと、頑張ってきたこと、
今の自分を振り返っての反省・・・いろいろな思いが湧きあがってきたみたいでした。
心の底にたまった澱のようなものが浄化されたように感じました。
外へ出ると、また飛行機雲があざやかです。
モンマルトルの丘は、道が入り組んでいて、複雑です。
とりあえず観光客の人たちが行く道をついていきます。
そうするとテルトル広場に出ました。
テルトル広場には絵かきさんたちが、自分の絵を描きながら売っています。
有名な似顔絵かきさんもいて、私たちも声をかけられましたがご遠慮しました。
いろいろな絵がありますね。
複雑に道が交差していますが、娘が持っているフランス版パリの地図帳には、
通りの名前が全部記されています。
この壁に記されているのを見て、地図帳で今どこにいるかを確認しながら歩いて
行きます。
このお花屋さんは、以前、自由が丘の記事をアップした時にも載せたお店の
本場フランスのお店です。
散った花びらもアレンジして、さすがオシャレですね。
次にめざすのは 映画 『 アメリ 』 の舞台になったお店 『 レ・ドゥ・ムーラン 』です。
そして食べるのは、アメリも大好きだったこれ ↓ クレーム・ブリュレです。
アメリがしていたように、スプーンの底でカンカンと割って食べました。
そしてお勘定の時、たまっていた小銭を、テーブルの上にめいっぱい並べて支払いました。
お店のお兄さん、あきれ顔で見ていましたね。
だって、お財布がどんどん重くなってくるのですもの。
↓ の赤いお店です。
この通りはカフェはもちろんですが、お花屋さんや八百屋さんがたくさんありました。
太くて大きな白いアスパラガスが印象的でした。
通りを抜けると、ありました、赤い風車のムーラン・ルージュです。
ダンスホールでフレンチカンカンを想像します。
ルノワールの絵にもありますよね。
今はレストランになっているようです。
そしてメトロの最寄り駅、ブランシェの入り口です。
このあとは、またメトロに乗って、サンマルタン運河へ向かいます。
つづく
by miyabi-4127
| 2011-04-16 21:35
| パリ